ラーメン屋から学ぶ!サロンの理想的な差別化の方法

あなたが開業しようと考えているもしくは今現在開業しているサロンというのはほぼ間違いなくオンリーワンの業種・業態ではないと思います。

これだけ多種多様なサービスや業態があればそれも無理はないのですが、それでも多くの方が何とか他店と差別化を図りたいと考えているかと思います。

確かに他店と明確に差別化が出来れば集客や売り上げにとってプラスに働くかも知れませんが、無意味な差別化は逆に「誰も興味がないもの」になってしまうリスクをはらんでいるのです。

そこで今回はそのような無意味な差別化ではなく理想的な差別化を図るための方法についてご説明したいと思います。

そもそも差別化は本当に必要なのか?

こう書いてしまうと元も子もないのですが、結論としては効果がある差別化ができるなら絶対にやるべきだと考えます。

ですが、その差別化が「お客様にとってプラスである」ことが大前提です。

ここがズレてしまうとそれは自分勝手なただの独りよがりのサービスで終わってしまいます。

「当店では接客の合間にお客様に私の好きな映画を見て頂いております」

と言われても好きな映画のジャンルは人それぞれですし、映画を見たくない気分の時だって当然あるでしょう。

これは極端な例ですが、ここまでいかなくても差別化を意識する余り、間違った方向に走っているサロンはあなたが思っているよりはるかに多いのです。

ラーメン屋に学ぶ差別化とは

先日私の住む町に新しいラーメン屋さんがオープンしました。

私の住む町は大学生が多く住んでいるのでラーメン屋と言えばボリューム満点のこってりした味のラーメン屋ばかりなんです。

ですが新しくオープンしたそのラーメン屋さんはスッキリしょうゆ味で非常にあっさりしています。

チャーシューも豚肉ではなくスープに合わせて鶏の胸肉を使用しているのでとってもヘルシー。

また店舗の外観も内装も非常に凝っていてまるでカフェのような作りになっています。

いくら大学生が多いとはいえ住人すべてが食欲旺盛な学生ばかりではありません。

ですから女性の方やお年寄りの方がボリューム満点のラーメン屋に入っていく姿をほとんど見かけなかったのに対して、新しくオープンしたラーメン屋には女性やお年寄りの姿も多く見られ、毎日とても繁盛しています。

誰でもできるけど立派な差別化とは

今回はラーメンで差別化の例を挙げましたが、このラーメン屋さんは差別化ために何か特別なことをした訳ではありません。

何故なら味はともかく、あっさりした味のラーメンを出す店はいくらでもあるからです。

ですがこれがある意味究極の差別化なのではないでしょうか?

一般的には「まだ誰も取り組んでいないことを新しく始める」のが差別化ですが、それを行うとこのようなデメリットも浮かんできます。

  • それが何か誰もしらない
  • どんなメリットがあるか分からない
  • 受け入れられるか分からない
ぱっと思いついただけでも場合によっては致命的なダメージを負いかねないものばかりです。

加えて誰も知らないものだから普通より多くの時間とコストを費やして商品やサービスの説明をしなくてはなりません。

もちろん当たればリターンも大きいでしょうが反面リスクも非常に大きいのです。

ですが今回のラーメン屋さんのケースのように誰でも知っている商品が自分のサロンを営業している地域にないものだったらとても簡単に差別化が出来てしまいます。

誰でも知っているものなので先ほどのような説明にかかるコストも必要ありません。

それを踏まえて理想的な差別化についてお話すると、リスクを減らして他店との差別化を図るのなら「一つのメニューに特化する」とこをご提案します。

例えば今経営しているのがエステサロンだったとしたら、同じ地域に同業が多くても

  • 美脚に特化した専門店
  • フェイシャルエステに特化した専門店
  • 顔脱毛をメインにした専門店
こういった一つのメニューに特化した専門店はどのくらいあるでしょうか?

もし自分の行っているメニューの中で何かに特化した時に他に競合がいなかったら・・・それは立派な差別化と言えるのではないでしょうか。

差別化をライトに考えてみましょう

他店と差別化しなくては生き残れないという一種の強迫観念に囚われているオーナー様も多いでしょうがそれは一歩間違えば経営にかかわる諸刃の剣にもなりかねません。

でも今回ご説明したように何も新しいことや誰も知らないことをするだけが差別化ではないのです。

自分のサロンで一番の売りは何か?それが分かっているならそれに特化したメニューを作ったり宣伝する。

これだけで簡単に他店との差別化ができてしまうことだってあるのです。

「縮毛矯正ならあの美容室」

「ネイルサロンならデザインの種類が多いあの店」

このように誰でも知っている内容でも確実に差別化できているサロンはあります。

また飲食店などではデカ盛りで有名だったりパンケーキ専門店なんていうのもきちんと差別化されていますよね。

このように差別化という言葉に惑わされずに、理想的な差別化の方法を見つけて欲しいと考えます